https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20230106/7000054038.html
(NHK札幌局)

ウクライナ情勢を受けて、全国の地方銀行で唯一、ロシアに拠点を設けている北海道銀行は、サハリン(樺太)のユジノサハリンスク(豊原)にある駐在員事務所をことし3月末に閉鎖すると発表しました。

北海道銀行は、ロシアに拠点を設けている全国で唯一の地方銀行で、これまでユジノサハリンスクとウラジオストクにある駐在員事務所を通じて、現地の情報収集や取引先への情報提供などを行ってきましたが、ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、去年3月に駐在員を帰国させ、現在は業務を停止しています。

このうち、ユジノサハリンスクの駐在員事務所は、取引先からのニーズが減っているなどとして、ことし3月末に閉鎖することを決めました。
一方で、今後のウクライナ情勢次第では取引先からのニーズが戻る可能性があるとして、ウラジオストクの駐在員事務所は維持しますが、業務再開のめどは立っていないとしています。
北海道銀行は「現地で情報収集を行うのは難しい状況ではあるが、国内から可能な範囲で今後も取引先をサポートしていきたい」としています。
(ソースに動画あり)