新型コロナの感染拡大が続く中国で、患者の死因をコロナ以外に書き換えるよう、病院から依頼されたと訴える医師の投稿が波紋を広げています。

「死因を変更するように言われた。患者の家族のことを思うと、本当は、書き換えたくない」

これは、上海の病院に勤務する医師のものとされる投稿です。

病院で死亡した多くの新型コロナの患者の死亡診断書に「新型コロナ」と書いたものの、病院側から死因を書き換えるよう依頼されたといいます。

ネット上では、この告発を支持するコメントが多数寄せられていて、「発表されている数字を誰が信じるのか」などの声が上がっています。

さらに、医師を名乗る別の人物は「死亡診断書はおろか、入院の際の診断書でも『新型コロナ』と書くことができない」と訴えています。

中国SNSの投稿
「CDCが診断しなければ私たちには書くことができない。ただの呼吸器感染症となる」

また、地域のCDC=疾病予防コントロールセンターが診断を確定させなければ
診断書に「新型コロナ」と書くことができないと医師が話す動画も投稿されるなど、政府の方針に対し不満が高まっています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e25be6887ffaabc320df08537eaef7cfde92005e