読売新聞 2023/01/09 18:34
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230109-OYT1T50002/

学校法人立命館(京都市)は、立命館大のキャンパスに設置した防犯カメラの映像から人工知能(AI)が特定人物の異常行動を検知し、警戒を促す「AI警備」の実証試験を大阪いばらきキャンパス(大阪府茨木市)で始めた。
3月末まで実施し、能力が確認できれば、来年度以降、京都、滋賀のキャンパスも含めて本格導入する。

実証試験では、AI警備の開発を手がける「アジラ」(東京)のシステムを用いている。防犯カメラに映った人物の肩や肘、かかとなど計14~25か所の位置をAIが検知し、映像の情報を総合して特定の体の動きとして認識する。

AIは、「転倒して動かない」「ふらついて歩いている」「ケンカをしている」など、6通りの動きを認識できる。
実際に警察官が職務質問のきっかけにしている「違和感のある挙動」をAIに学ばせ、集団の中にいる挙動不審な人物を特定する能力も持たせた。
不審な行動を注視することで、事件や事故を未然に防ぐ効果を狙っている。

こうした異常は1秒程度で検知でき、防犯カメラのモニター画面やメールなどで警備担当者に伝える。

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