※2023/01/14 18:50
読売新聞

 受動喫煙対策で灰皿が撤去される傍らで、空き缶にたばこの吸い殻を入れて捨てるケースが目立っている。吸い殻などの異物が入ったままでは再利用が難しく、リサイクル施設では一缶ずつ、手作業で取り出す作業を強いられる。子どもが誤飲する恐れもあり、関係者は「缶やペットボトルを灰皿代わりに使わないで」と訴える。

ザルに山盛り

 昨年12月中旬、「春日大野城リサイクルプラザ」(福岡県春日市)の工場。ベルトコンベヤーに並んだ作業員たちが、流れてくる空き缶を手にとり、振ったり転がしたりしていた。見た目からは中に異物があるか分からず、音や重さで確かめる。

 数本の吸い殻が入った缶もあれば、ぎっしりと隙間なく詰め込まれたものも。飲み口からは取り出せず、金切りばさみで切り開く。作業室に置かれた直径50センチほどのザルは、吸い殻ですぐに山盛りになって異臭を放つ。この日も午前中だけでザルが何度も満杯になった。

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