千葉市消防局の救急隊が昨年取り扱った出動件数、現場到着までの所要時間など救急搬送に関わる主要指標が軒並み、最多・最長を更新したことが分かった。

搬送上限の目安とされる1日200件の出動も先月中旬からほぼ続いたままで、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、下げ止まりの気配はないという。
同消防局が速報値として5日にまとめた。

昨年1年間の出動件数は6万6892件。過去最多だったコロナ禍前の2019年の6万0084件より1割以上増えた。
20年、21年は緊急事態宣言や自粛による外出減などから19年を下回っていたため、21年比だと2割増となる。

搬送時間の主要指標も軒並み過去最長を更新した。覚知から救急隊の帰隊までの平均時間は93・6分と前年比7・9分増。
うち覚知から現場到着は同10・3分で0・9分増、現場到着から医療機関の受け入れ先を決めて出発するまでは同28・1分で4・5分増だった。

https://www.asahi.com/articles/ASR1H01HCR15UDCB00B.html#:~:text=%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A

出動前に救急車内で感染防護衣を身につける救急隊員=千葉市中央区の中央消防署
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