特殊詐欺を未然に防いだとして、岩手県警一関署は11日、岩手銀行一関支店と
行員の23歳の女性と54歳の男性に感謝状を贈った。

 同署によると、昨年12月20日午前、口座の開設手続きのために同支店を訪ねた80歳代男性に
女性行員が対応。男性が持参した封書の「1億数千万円が当選した」との書面を不審に思い
上司の男性行員に相談した。男性行員は警察へ通報し、手数料などをだまし取られる被害を未然に防いだ。

 男性は前日にも同支店を訪れ、印鑑を忘れたため営業時間外に再度来店。
女性行員が現金自動預け払い機(ATM)前で20分ほど男性から話を聞き取り
詐欺の可能性に気付いたという。

 上野太郎署長から感謝状を受け取った女性行員は「お金をだまし取られるほか
口座売買に加担する可能性もあった。お客様の様子や日常会話から不審な点に気付けて良かった」と
振り返った。男性行員は「通報をためらわないで良かった。今後も詐欺への感度を高めて預金を守りたい」と
気を引き締めていた。

ヤフーニュース (読売新聞) 1/14(土) 14:19配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/42695fd0e95d7c6bb31c385f814736aa4d4e9d5e