2月にイギリスのロンドンを訪れる予定となっている東京都の小池知事が「ポストコロナをにらみ、東京を営業していく」と、海外出張の狙いを語りました。

 小池知事がロンドンへ出張をするのは2月1日から4日までで、インバウンドの強化に向けて、現地で東京観光の魅力を発信する狙いです。小池知事は1月16日、記者団に対し「東京のプロモーションを姉妹都市でもあるイギリス・ロンドンで行う。幾つかの会議と、東京そのものの営業だ」と話しました。

 知事は2022年、アメリカのニューヨークやエジプトなどを訪れていて、コロナ禍になってから5回目の海外出張となります。これについては「ポストコロナをにらんでと言うか、コロナの間できなかった海外出張を最近重ねている」と説明しました。

“東京を営業” 観光促進にトップセールス

 コロナ禍で5回目となる小池知事の海外出張ですが、これまでかかった費用を見てみます。

 ニューヨークへの出張は、2022年9月15日から18日までの4日間、職員を含めた7人でしています。この時はニューヨーク市長との面会や街づくりの視察などを行い、およそ920万円かかったとしています。また、エジプトへの出張は2022年11月5日から11日までの7日間、10人で行い、COP27に参加するとともに、県知事との面会などで1180万円ほどかかっています。これらを含め、小池知事は2022年は4回出張していて、総額は3360万円ほどかかっていることになります。

 これにはもちろんかかった費用だけでなく、その効果を追う必要もあります。ジャーナリストの鈴木哲夫さんに「知事の海外出張」、いわゆる“都市外交”について意見を聞きました。動画でご覧ください。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f834a7719e782eb996d43e390364594681d7670a