17日の国内債券市場で長期金利の指標となる新発10年物国債利回りが上昇(債券価格は下落)し、一時0.505%と日銀が金融政策で上限とする「0.5%程度」を上回った。日銀の上限超えは3営業日連続。17~5先物と連動する残存7年の国債をほぼ全て買い尽くしており、市場の流動性が大きく低下している。現状の買い入れペースでは長期金利を一定の範囲に抑え込む異例の政策は長期間は続けられないとの見方が広がり、10年債の売りにつながっている。

日本経済新聞 2023年1月17日 10:40
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB170MG0X10C23A1000000/