2019年に三重県の自宅で、14歳だった就寝中の娘にわいせつな行為をしたとして、準強制わいせつ罪に問われた男性の差し戻し控訴審判決で、名古屋高裁(杉山慎治裁判長)は18日、無罪とした差し戻し一審津地裁判決を支持し、検察側の控訴を棄却した。

 22年5月の差し戻し一審津地裁判決は、当時の娘の姿勢では下半身を触ることが難しかったなどと指摘、直接証拠とされた被害証言の信用性に疑問が残るとして無罪を言い渡した。検察側が「性犯罪被害者の心理や児童の供述特性に関する専門的知見を無視した判決だ」として控訴していた。

共同通信
2023/01/18 11:04 (JST)
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