政府は日銀の黒田東彦総裁の後任人事案を2月に国会へ提示する調整に入った。日銀人事は安倍晋三元首相が進めた経済政策「アベノミクス」の継承と連動する。自民党最大派閥の安倍派は人選がその試金石とみて注視する。

黒田氏は4月8日、雨宮正佳、若田部昌澄の両副総裁は3月19日に任期満了を迎える。正副総裁の任期は5年だ。

一連の人事には国会の同意が要る。政府は黒田氏の後任を含め3人の候補案を衆参両院の議院運営...(以下有料版で,残り1217文字)

日本経済新聞 2023年1月20日 0:30 (2023年1月20日 5:07更新)
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