医療ミス=両手足切断だとおもったがちがうのか



医療ミスで両手足切断 病院が被害少女に和解金62億円支払う
被害に遭った少女は、高熱と嘔吐、眠気を訴えたため、両親に伴われてイングランド南東部サリー州のフリムレイ・パーク病院を受診。
彼女を診た医師は、解熱鎮痛剤のアセトアミノフェンを処方しただけで帰宅させたという。しかしその後病状が悪化。
別の病院の小児ICUに搬送された少女は髄膜炎菌敗血症と診断され、間もなく多臓器不全を起こしてしまった。
四肢への循環不全のため末端組織が壊死、膝上と肘上での切断手術を余儀なくされた。

少女の両親は、医師が直ちに抗生物質を投与していればこれほど重症化することはなかったと裁判で主張。
代理人のデボラ・ネイデル弁護士も「彼女の負傷とその後の障害は、適切な治療で完全に回避可能だった」として、これまで病院側の責任を追及していた。
1月20日、ロンドンの高等法院で病院を運営する財団が過失を認め、和解が成立した。

フリムレイ・パーク病院を管轄するNHSトラストの広報担当者は、「我々は、請求者の負傷を非常に申し訳なく思っており、どれほどのお金があったとしてもそれを完全に補償することはできないと理解しています。
しかしながら、我々は和解が承認されたことを嬉しく思います。
損害賠償によって、請求者が将来的に可能な限り独立して生きていけることを願っています」と、BBCの取材に対してコメントを寄せた。
https://jisin.jp/international/international-news/2171365/