※1/24(火) 10:05配信
読売新聞オンライン

 世界保健機関(WHO)は23日、市販の子供用せき止めシロップに混入した有毒物質により、インドネシアなど3か国でこれまでに300人以上が死亡したと発表した。インドとインドネシアの製薬会社計6社が製造したシロップから有害物質が見つかっており、WHOは昨年10月以降、当該の製品を速やかに除去するよう警告していた。

 WHOによると、シロップから工業用の溶剤や不凍液として使われる「ジエチレングリコール」などが高濃度で見つかった。少なくとも東南・中央アジアやアフリカの7か国で混入が判明し、このうちインドネシアやガンビア、ウズベキスタンの3か国でシロップを摂取した300人以上の死亡が確認された。

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