徳島県内の高校6校に「自作の改造銃で殺しまくってやる」などと、生徒らの殺害を予告する内容のファクスが届いていたことが24日、県警の発表で分かった。各校からの相談などを受け、県警は威力業務妨害の疑いで捜査を進めており、各校周辺のパトロールを強化して警戒している。

 県警生活安全企画課によると、同日午前中にファクスが届いたのは、徳島市の1校、小松島市の1校、阿波市の1校、美馬市の3校。「弁護士の唐澤」を名乗る人物が差出人となっており、ファクスの文面はいずれも同じ内容だった。

 文面では、午後1時34分までに二つの銀行口座にそれぞれ300万円ずつを送金するよう要求。その上で、「期限までに誠意ある対応をしなければ、学校内にいる生徒や教員を自作の改造銃や火炎瓶で殺しまくってやるナリ」などとする内容が記されていた。

 県警によると、香川、愛媛、高知各県の高校にも同様のファクスが届いている。

https://nordot.app/990454113379958784?c=62479058578587648



高校・大学に犯罪予告相次ぐ 300校以上、臨時休校も
https://news.yahoo.co.jp/articles/932604530a0ee66e32567a0519190cadf2751e11

 全国の高校や大学などにファクスでの犯罪予告が相次いだことが24日、文部科学省や各地の県教委などへの取材で分かった。

 全国300校以上の高校・大学に届いており、一部で臨時休校としたほか、警察に相談した学校もあった。

 文科省などによると、23日に新潟県や山梨県の大学など計12校に爆破予告が送られたほか、24日未明には埼玉県と大分県の高校など計138校に殺害予告があった。

 大学には「爆弾を330個以上仕掛けた。きょうの15時までに30万円支払え」と書かれたファクスが届いた。高校へのファクスには「本日13時34分までに300万円振り込め」「応じなければ改造銃や火炎瓶で生徒や教員を殺す」と書かれていた。

 爆破予告があった新潟県の三条市立大は23日の授業を中断して休講とした。埼玉県教委は24日、殺害予告が届いた中の136校を臨時休校とした。

 また、神奈川県教委などによると、同県内でも24日、県立や私立の高校計160校以上に殺害予告が届いたが、県立高は安全を確認した上で通常通り授業を行った。県教委は注意喚起のメールを送るなどの対応を取った。

 文科省などによると、どのファクスも特定の弁護士の名前が使われ、独特のフォントで書かれている共通点があった。