※1/29(日) 18:42配信
文春オンライン

 全国各地で相次いでいる広域強盗事件。その犯行の実態が、徐々に明らかになってきた。

 実行犯たちを束ねていたのは「ルフィ」と名乗る人物。なんとフィリピンから日本国内の実行役に強盗の指示を出していたという。その指示役とされているのが、今村磨人容疑者と渡邉優樹容疑者だ。

「2人はフィリピンの入国管理局が管轄するビクタン収容所から指示をしていたとみられます。フィリピン当局は渡邉がルフィだと発表しましたが、今村との話もあり、情報が錯そうしています。今後、2人を強制送還後、警察としては捜査で明らかにしていく方針です」(全国紙社会部記者)

 黒幕とされる『ルフィ』とは一体何者なのか――。

X氏が収容所で渡邉と今村の“惨忍な素顔”
 渦中の渡邉と今村と同時期にビクタン収容所にいたX氏が、彼らの素顔を語った。

「2人は北海道出身で、地元の友達同士。なぜか体格も似ていて、渡邉は身長約175センチで体重約80キロ、今村は身長約180センチで体重約110キロの大柄な小太り。2人とも6代目山口組弘道会福島連合に所属していたと話してたよ」

 北海道・札幌から東南アジア・フィリピンに流れ着いた同郷の2人。いつからフィリピンに滞在しているのかは定かではないが、2021年5月に逮捕され、現在はビクタン収容所で生活している。X氏は収容所での彼らの様子について次のように語った。

「今村はとにかく人使いが荒くて、自分以外の人間はどうでもいいタイプ。同じ収容所のバングラデシュ人に皿洗いをさせたり、アメリカ人に服を洗濯させたりと、周囲の人たちを奴隷のように扱っていたね。とても残忍で、気に入らないことがあるとよく暴力をふるっていた。手下の男が寝ているときに、そいつの顔を足で踏みつけるなんてことを毎日やっていて、本当にかわいそうだった」

 X氏は日々暴行を受ける男性を不憫に思い、看守に頼んで、なんとか保護してもらったという。

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