※1/30(月) 11:33読売新聞

 長野県小谷おたり村の北アルプス白馬乗鞍岳天狗原の東側斜面(標高約2100メートル)で、スキー場外のバックカントリーを滑っていた外国人スキー客らが雪崩に巻き込まれた事故で、県警は30日朝、雪崩のあった現場周辺を捜索し、雪に埋もれた男性2人を発見した。心肺停止の状態だという。現場付近で29日に取り残されていた米国人男性ら2人の可能性があるとみて、身元の確認を進める。

 県警は30日早朝から、取り残された2人の捜索を始めた。山岳遭難救助隊員ら12人が、現場に近い栂池つがいけ高原スキー場の麓を出発。午前10時36分と同46分、現場付近で2人を見つけた。現場で雪崩を目撃した外国人らから状況を聞き取り、取り残された2人の居場所をほぼ特定していたという。

 気象庁によると、小谷村では24日に大雪が降った後、断続的に雪が降り続いている。このため古い積雪の上に降り積もった新雪が滑り落ちる「表層雪崩」が発生しやすいとして、27日夕方になだれ注意報を発表。夜には大雪警報を出した。村内に設置されたアメダスの観測地点では一晩で約40センチ以上の積雪があった。

 県警大町署の発表によると、現場の斜面では当時、カナダ人など外国人の3グループ計13人が、スキー場のコース外を滑っていたとみられる。雪崩に巻き込まれなかった8人グループの1人が、宿泊先を通じて雪崩を目撃したと通報した。

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