東京都狛江市で19日に大塩衣与さん(90)が殺害された強盗殺人事件の現場の住所が、
昨年12月に東京都中野区で起きた強盗傷害事件の容疑者の携帯電話に送られていたことが、捜査関係者への取材でわかった。

フィリピンから「キム」の名前で送られていたといい、一連の事件への関与が疑われている「ルフィ」と関連があるとみて、警視庁が調べている。

捜査関係者によると、警視庁が中野区の強盗傷害事件の容疑者として逮捕した5人の携帯電話を解析したところ、
狛江市の強盗殺人事件が発生する直前に「キム・ヨンジュン」と名乗る人物から一部の容疑者に狛江市の住所が記載されたメッセージが送られていた。

通信アプリ「テレグラム」が使われていたという。

「キム」については、昨年10月に東京都稲城市で発生した別の強盗致傷事件で逮捕された容疑者の携帯電話や供述から、「ルフィ」とともに指示役として名前が挙がっていた。

この事件の容疑者の一人は調べに、「キム」について「『強盗に行くときは殺してもいい』と平気で言う(人物)」と証言したという。

「キム」「ルフィ」による指示は、ともにフィリピンに割り振られている国番号「63」が含まれた電話番号で発信されていたといい、警視庁は同一グループとみている。

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