毎日新聞2023/1/31 17:47(最終更新 1/31 18:49)
https://mainichi.jp/articles/20230131/k00/00m/040/242000c

 当直勤務中に留置場内で飲酒や喫煙を繰り返したとして、大阪府警は31日、東淀川署留置管理課の40代の男性巡査長を本部長訓戒処分にした。巡査長は「半年ほど飲酒や喫煙をしていた」と話しており、同日付で依願退職した。

 府警監察室によると、巡査長は2022年12月28日、留置場内の休憩室にアルコール度数が40度の酒や電子たばこを持ち込んだとされる。前日に署の幹部に「飲酒しているのではないか」と情報が寄せられたため、出勤時に抜き打ち検査をしたところ、かばんから見つかった。巡査長は「欲求を我慢できず、22年6月ごろから飲酒や喫煙をしていた」と認めたという。

 府警では、殺人事件の容疑者が22年9月、勾留先の福島署留置場で自殺。取り決めた巡回を怠り、点検簿を偽造していたことが発覚し、当時の署長ら18人が12月14日に処分されたばかりだった。

 田畑修治監察室長は「信頼回復に向けて組織を挙げて取り組んでいる中、誠に遺憾。指導教養をより一層徹底し、再発防止に努める」とのコメントを出した。【三上健太郎】