全国で相次いだ広域強盗事件で、フィリピンにいる指示役「ルフィ」を含むとみられる4容疑者の強制送還が迫っている。捜査によって全容の解明が進むことが期待されるが、気になるのは奪われたお金の行方だ。ルフィら4人が関わった特殊詐欺の被害は60億円ともいわれている。東南アジア事情に詳しいジャーナリストは「ルフィの隠し財産はあるでしょう」と指摘。果たして見つけられるのか――。

 現地メディア「フィリピン・ニュース・エージェンシー」は5日までに、レムリヤ法相が「月曜日なのか火曜日なのか分からないが、私たちは間違いなく強制送還をする」と話したと伝えた。また、強制送還と同時に押収されたスマートフォンなどの証拠品を日本に引き渡す準備も進めているという。強制送還が取り沙汰されているのは今村磨人(38)、渡辺優樹(38)、小島智信(45)、藤田聖也(38)の4容疑者。渡辺容疑者がルフィではないかとされている。

 こうしている間にもルフィらが指示したとされる強盗事件が新たに判明している。昨年12月に広島市の貴金属店に強盗が押し入った強盗殺人未遂事件でもルフィの存在が指摘されている。5日、広島県警が現場からイヤホンを押収していたことが分かった。指示役と連絡を取りながら犯行に及んでいた可能性がある。

 ルフィらは強盗事件だけでなく特殊詐欺についても指示を出していたとみられている。警察庁の露木康浩長官は記者会見でルフィらがフィリピンを拠点に関わったとされる特殊詐欺の被害額が60億円以上であることを明かしている。

 強盗で得た現金を含め、これらの巨額のカネはどこにいったのだろうか。そのカネが犯罪の証拠にもなる。東南アジアに詳しいジャーナリストは「隠し財産として残しているでしょう」と指摘。

「隠し方はアナログではないか。過去に私がマフィアなどの手口として現地で見聞きしてきたのはベッドのマットレスが札束だったとか、札束をビニール袋に入れて給水塔やトイレのタンクに隠すとか。あと、壁に塗り込むというのもありますね」と明かした。

 隠し口座という可能性もなくはないが、「出入りがデータとして残ってしまうので、悪い人たちは口座を嫌がる傾向にあります」(同)という。

 もちろん隠すといっても、ルフィらがいるフィリピンの収容所内ではないはずだ。「キーマンは女でしょう。外部にいる女に現金の管理を任せていることは考えられます。持っているとすれば安定しているドルじゃないか」(同)

 ルフィと思われる渡辺容疑者には女の影がある。フィリピン人の元妻が渡辺容疑者から暴力を受けたとして告訴していたのだ。強制送還を避けるための虚偽告訴との指摘もあったが、元妻サイドは告訴の取り下げを否定していた。

「しかし、外部に現金を隠していたとしても日本の警察はフィリピン国内で自由に捜査はできません。ルフィの隠し財産を見つけるのは非常に困難でしょう」とジャーナリストは指摘した。隠し財産があるのならば、見つけなきゃいけないが…。

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