中国の偵察気球、米本土の軍事施設対象か 対立の火種に
日経2023年2月3日 17:00 (2023年2月4日 1:32更新)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN033LI0T00C23A2000000/

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米紙ニューヨーク・タイムズによると、気球は中国から米アラスカ州付近を通り、カナダ北西部を経由して西部モンタナ州に入った。
高官はモンタナ州での気球の飛行を認め、「機密のある場所」の偵察を試みたと主張した。
同州には大陸間弾道ミサイル(ICBM)を運用するマルムストロム米空軍基地があり、偵察対象になっていた可能性がある。
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佐藤丙午・拓殖大教授は「気球を狙ったところにピンポイントに飛ばす制御は難しい。
継続的に一定の地域にとどまって周辺の電波情報を収集しようとしたのではないか」と話す。
米国防総省は衛星以上の情報は得られないとの分析も明かしている。
佐藤氏は
「中国側からどういう機器が搭載されているかに関する情報を得ていて、
 いま撃ち落とす必要はないと判断したと推測される発信だ」と指摘した。
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