上空の寒気と「南岸低気圧」の影響で関東甲信は平地でも雪が降り、東京23区に大雪警報が発表されました。

これから各地で雪が強まってふだん雪の少ない平地でも大雪となるおそれがあり、
特に夕方から夜の帰宅の時間帯は交通への影響に警戒が必要です。ノーマルタイヤの車の運転は避け早めの帰宅も検討するようにしてください。

気象庁によりますと関東甲信や東北の上空には寒気が流れ込んでいて、あすにかけて低気圧が発達しながら本州の南岸を東へ進む見込みです。

10日朝から関東甲信や静岡県を中心に雪が降り始めていて、午前10時の積雪は甲府市で3センチ、
埼玉県秩父市で1センチとなっているほか、東京23区でも雪が積もっているところがあります。

気象庁は午前10時半すぎ、東京23区と多摩地方に大雪警報を出しました。東京23区に大雪警報が出たのは去年1月6日以来です。

関東甲信や東北の太平洋側ではこのあと雪が強まり、11日の明け方にかけて、ふだん雪の少ない平地でも大雪となるおそれがあります。
特に10日夕方から夜の帰宅の時間帯に道路の通行止めや電車の運休、遅れなどの影響が出るおそれがあり、気象庁は交通への影響に警戒を呼びかけています。

大雪が予想される地域ではノーマルタイヤの車の運転は避けるほか、交通機関を使用する方は早めの帰宅も検討するようにしてください。
路面の凍結による転倒事故や着雪による停電などにも十分注意が必要です。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230210/k10013976601000.html