いすゞ自動車近畿の元専務の男らが、架空の取引を繰り返し、親会社から1億円以上をだまし取った疑いで逮捕されました。

いすゞ自動車近畿の元専務・小林義治容疑者(62)と、北大阪タイヤの社長・古本辰則容疑者(59)は、2016年から2022年にかけて架空の取引を繰り返し、親会社のいすゞ自動車販売から現金1億円以上をだまし取った疑いが持たれています。

【記者リポート】
「小林容疑者らは、客からタイヤの追加発注があったと、ウソの報告をしていたということです」

警察によると小林容疑者は、顧客の要望をまとめて、親会社にトラックの発注を依頼する立場でしたが、追加でスタッドレスタイヤの発注があったとウソを言って、古本容疑者の会社に代金を支払わせていました。追加の発注については、タイヤの現物の確認がないことを悪用して、犯行を繰り返していたということです。

だまし取った金は、小林容疑者は遊興費に、古本容疑者は会社の運用資金に使っていたとみられ、社内調査で不正が発覚し、小林容疑者は2022年3月に退職しています。警察は2人の認否を明らかにしていませんが、小林容疑者らが10年以上前から犯行を繰り返し、被害額は数億円にのぼるとみて調べています。

FNNプライムオンライン
2023年2月14日 火曜 午後6:22
https://www.fnn.jp/articles/-/486260