CDCの分析ではワクチン接種が死亡率を下げていることは明らか

今月に入り、「アメリカのCDC(疾病予防管理センター)がワクチンよりも自然免疫のほうが効果があると認めた」という情報が広まり、話題となった。英文記事を引用したTwitter投稿は、5000リツイート、1.5万いいねを集めるなど拡散した。

この記事の画像を見る(3枚)
CDCはアメリカ国内のさまざまな健康問題に対応する組織で、新型コロナ対策の司令塔でもある。そのため、ここまで話が大きくなった。

しかし、これはデマであり、誤りだ。引用された記事は“反科学的な医療情報や反ワクチンに関する陰謀論などを多く発信している”として、Facebookがコンテンツのシェアを禁止しているサイトである。何よりCDCは、「予防接種を受けることは、COVID-19に感染するよりも、より安全に防御力を高めることができる方法」であると、公式ウェブサイト上に記載している。