自民党の鈴木英敬内閣府政務官が代表を務める党三重県第4選挙区支部が、2021年の衆院選期間中、国の公共工事を受注していた地元の13の建設会社から計1060万円の寄付を受けていたことが分かった。鈴木氏の事務所が15日、一部報道を受けて事実関係を認めた。公職選挙法は国と契約を結ぶ企業などが選挙に関して寄付することを禁じている。

 三重4区支部は15日、「(13社が)公共事業を受注していたことは全く知らなかった。確認不足で深く反省しており、法に触れないものと認識しているが、道義的な観点から全額返金する予定だ」とのコメントを出した。政治資金収支報告書も訂正するという。

 鈴木氏は11年から三重県知事を務め、3期目途中の21年に辞職して衆院選に出馬、初当選した。

時事通信 2023年02月15日21時59分
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