1月は どうしても貿易収支は赤字になりがちなんだが
貿易収支赤字より 日本にとっての大問題は、 むしろサービス収支の大赤字。

161 名刺は切らしておりまして 2023/02/09(木) 08:17:07.92
今までサービス収支は 旅行・観光と特許権使用料だけを見て
その年々の景気に左右されるだけだから問題ない、観光インバウンドで稼げホルホル
というスタンスだった日経が
サービス収支のボロ赤字は大問題だ という記事を初めて掲載しだしたな。

「日本のデジタル赤字4.7兆円 海外ITへの支払い拡大で」という記事タイトル。

財務省統計のサービス収支の項目の名称は
クラウドやデジタルトランスフォーメーション(DX)関連が通信・コンピューター情報サービス
ネット広告等が専門・経営・コンサルティングサービス
動画・音楽配信などのサブスクが著作権使用料等
その合計の赤字額は4.7兆円。
要は、DXが進めば進むほど アマプラ ネトフリ ユーツブを見れば見るほど ググればググるほどサービス収支赤字が増える構造。
このサービス赤字構造は、コロナ禍で更に加速した。

この分野が赤字なら、良質な雇用減 GDP減 税収減 になるだけでなく、モノづくりやその輸出にも悪影響が出る。

日本の就業人口の約8割がサービス産業で働いてて、今の賃上げしろ!論議にも多いに関係する。だってサービスで全然稼げてないんだもん。

貿易収支の赤字でも、医薬品分野の赤字は かつては2兆円と言われてたが、去年は4.7兆円にまで膨らんだ。
これに日本の経済人は 全く危機感を持って無かったことが不思議でたまらない。