2025年には大阪万博が開かれますが、実はその2年後の2027年には、横浜市で国際的な園芸博覧会「GREEN×EXPO 2027」の開催が計画されています。シリーズ「街ノベーション」。今回は、この園芸博を起爆材に未開拓の地を新たな街に生まれ変わらせようと取り組む横浜市です。


2027年3月から半年にわたって横浜市で開催される「GREEN×EXPO 2027」。広さおよそ100ヘクタールの敷地に世界各国の花や造園技術が展示される国際的な園芸博覧会です。日本での開催は1990年に大阪で開かれた「国際花と緑の博覧会」以来2回目となります。

運営には建築家の隈研吾さんや、写真家で映画監督の蜷川実花さんらが参加。自然とともに生きる暮らしを提案し、環境問題の解決につなげる狙いです。

その博覧会の会場となるのが、大都市横浜の街中にポツンとあるほぼ未開発のエリアです。なぜここだけ手つかずのままなのでしょうか?

実はここ、もともとは米軍が接収していた地区です。海軍の通信施設として利用されていましたが、日米の話し合いの末、2015年に横浜市へ返還されました。広さおよそ250ヘクタール、東京ドーム53個分もの土地が未開発のままです。今回その一部を博覧会の会場に使用します。

「博覧会会場になるところは、このエリア全体。ディズニーランドがすっぽり入るぐらいのかなり広いエリアになります」(横浜市都市整備局の村上実さん)

広大な敷地に320億円をかけ、会場を建設。1000万人以上の来場を見込んでいます。

そして横浜市が博覧会の先に描いているのが、国際的な博覧会を起爆剤とした上瀬谷地区の再開発です。

「米軍に接収された後の土地利用をしっかり進めて、横浜の新しい拠点作りに弾みをつける」(横浜市都市整備局の村上実さん)

博覧会場は終了後、防災拠点にもなる公園に整備されます。

さらに「テーマパークを核とした複合的な集客施設を含めた観光のにぎわいゾーンに生まれ変わる予定」(村上実さん)と、インバウンド客も見据え、日本文化を感じられるテーマパークなどとする案が挙がっているといいます。

ほかにも新たな交通システムの建設も検討するなど、米軍跡地を新たな街に生まれ変わらせる計画です。

全文はソースで
https://news.yahoo.co.jp/articles/e0b10accb93d90e43bf8abebea22f491edd6c21f