主な購読層である団塊世代で「事実を知るために」新聞を読む人はほとんどいない、期待しているのは自分の意見に同調してくれる話相手のような新聞。保守系のまじめな主張を紹介したり野党や左派言論人の不祥事を報道すると「〇〇新聞ともあろうものがなぜこんな記事を載せる、政権に忖度しているのか」と抗議が殺到する。社としては金を払ってくれるわけでもないネトウヨにデマ報道を叩かれるのは痛くも痒くもない、寧ろ勲章ですらある。だが数少なくなった購読者の抗議は堪える。こうして紙面は「純化」されて行く。