※2/21(火) 6:03配信
現代ビジネス

 2年後に迫る大阪万博では、アンチエイジングに関する展示が数多く盛り込まれる予定だ。これを商機とばかりに利権屋は動き始めている。その象徴的なイベントが「アンチエイジングフェア」だった。(森功)

3000万円を支払え

 〈アンチエイジングフェア2022 11・18FRI-20SUN フジテレビ本社屋 入場無料〉

 昨年11月18日、東京・台場のフジテレビ前でそう書かれたチラシを受け取り、玄関ロビーに入った。チラシには〈主催:フジテレビジョン/日本抗加齢協会〉とある。文字通り広く一般に開放された健康イベントだ。私がそこを訪れた理由は、大阪大学大学院医学系研究科寄附講座教授の森下竜一(60歳)が講演すると聞いたからだった。

 これまで書いてきたように森下は、大阪・関西万博成功を左右するキープレイヤーだ。吉村洋文大阪府知事や松井一郎大阪市長が、森下を大阪パビリオンの総合プロデューサーに据えたことで、万博計画の陣頭指揮を執ってきた。

 その森下の顧問先であるシャワーヘッドメーカー「サイエンス」が万博最高位のスポンサーとなっており、そこに東京五輪と似たような構図が浮かんでいる。その疑惑を中心に報じてきたが、森下をはじめ当事者たちはまともに取材に応じない。

 そこで当人に会う絶好の機会だとくだんのアンチエイジングフェアに駆け付けたのである。

 アンチエイジングつまり抗加齢や再生医療は、大阪パビリオンのメインテーマといえる。それ自体、アンチエイジングフェアの主催者である「日本抗加齢協会」副理事長で、一般社団法人「日本抗加齢医学会」副理事長でもある森下のビジネスに通じる。

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