2023/03/04 07:47

 兵庫県尼崎市保健所は3日、個包装された焼きちくわの賞味期限をフェルトペンで書き換え販売したとして、市公設地方卸売市場の仲卸業者「 魚熊うおくま 」に、食品表示法に基づき、表示の是正や再発防止策の実施などを指示した。

 発表によると、焼きちくわは2月中旬~下旬に入荷。2月24日~3月2日の賞味期限が印字されていたが、男性担当者がフェルトペンで全て「3月5日」に書き直し、2月28日に24パック(1パック4本入り)を販売したという。

 市内の小売店経由で購入した施設の指摘で判明した。健康被害は今のところ報告されていない。

 賞味期限の改ざんは担当者が独断で行っており、市の聴取に「経営が厳しい中、売れ残り商品の廃棄に責任を感じてやった」と認めているという。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20230303-OYT1T50279/