「バフムト包囲」ロシア軍が攻勢強化 全土に空爆も…なぜ今?プーチン大統領の狙いは?
日テレ2023年3月4日 1:01
https://news.ntv.co.jp/category/international/5667389f492f4c43af3b1ce30c805cb4
https://youtu.be/ZSZaIhL39j4
https://i.ytimg.com/vi/ZSZaIhL39j4/maxresdefault.jpg
https://i.ytimg.com/vi/ZSZaIhL39j4/maxres1.jpg
https://i.ytimg.com/vi/ZSZaIhL39j4/maxres2.jpg
https://i.ytimg.com/vi/ZSZaIhL39j4/maxres3.jpg


ロシアの民間軍事会社「ワグネル」が
ウクライナ東部の激戦地「バフムト」を実質的に包囲したと主張しました。
ウクライナ全土にミサイル攻撃や空爆を繰り返すなど、ロシアが今、攻勢を強めるワケは…。

    ◇

「ワグネル」の創設者が公開した映像には、建物の上で旗を振る兵士に、
金管楽器やギターを演奏する兵士の姿も映っていました。
撮影されたのは、戦況の焦点となっているウクライナ東部の要衝、バフムト。
ロシア軍が東部の支配拡大に向けて攻勢を強めています。

「ワグネル」創設者
「ワグネルは実質的にバフムトを取り囲んでいます。ウクライナに残された道は1本だけです」

これに対して、バフムトで戦うウクライナ兵は「我々はバフムトに立っている。
現時点では誰も撤退するつもりはない。バフムトはウクライナだ」と主張しました。

一方、ザポリージャ州では、ロシア軍によるミサイル攻撃が行われました。
5階建ての集合住宅にミサイルが直撃し2人が死亡、70人以上が手当てを受けているといいます。

住民
「人々はがれきの下から悲鳴を上げていました。服は今着ているものしかありません。
 猫はまだ建物に残っていて、生きているかわかりません」

一瞬にして、住む場所を奪われた人々は、バスの中で過ごすことになりました。

ウクライナ軍によると2日、
ロシア軍はウクライナ全土に24回の空爆と3回のミサイル攻撃を行ったということです。

侵攻開始から1年が過ぎた今、プーチン大統領が狙っているのは何か、専門家に聞きました。

ロシア政治に詳しい慶応義塾大学 廣瀬陽子教授
「3月末から4月初めにかけて西側が供与した戦車を使って、
 ウクライナが攻撃してくるかもしれない。
 入手する前に打撃を与えておくことが必要。
 『これだけロシア軍は攻勢をみせているんだ』『あと一歩なんだ』と
 ロシア側の戦意をあおるということもある」

    ◇

「news zero」の3月の金曜パートナーになった、俳優でモデルの池田エライザさん(26)に聞きました。

日本テレビ・岩本乃蒼アナウンサー
「侵攻から1年、どう見ていますか?」

池田エライザさん
「侵攻が始まった当初は“明日はわが身”だと、時々、すごく胸がグッとなっていたんですけど、
 これが1年間続いていて、どこかこう普段の仕事を続けていく中で、
 (感覚が)マヒしてくる部分というか…
 慣れてきてしまうことに罪悪感を持っているというのが…
 いまだにどう考えるべきか、着地点が見つからないというのが率直な気持ちです」

岩本アナウンサー
「多くの人が持っている思いだと思いますが、自身の周りではどうですか?」

池田エライザさん
「私の周りには、ロシア人のモデルの友人がいます。
 その子は日本で育って生活しているんですけど、
 SNSなどに誹謗(ひぼう)中傷(のメッセージ)が送られてくるということにすごく悩んでいます。
 そういうのを見ると『どうしよう…』と思うんですけど、その都度その都度、
 『どうしたらいいんだろうな』と考えていくのが大事なのかなと思います」



ワグネル、バフムートを「ほぼ包囲」と主張 「残された道路は一つ」
朝日2023年3月3日 18時59分
https://www.asahi.com/articles/ASR3366KGR33UHBI028.html

 ウクライナ侵攻に戦闘員を投入しているロシアの民間軍事会社「ワグネル」の創設者プリゴジン氏は3日、
動画をSNSに投稿し、ワグネルの部隊が東部の激戦地バフムートを「ほぼ包囲した」と主張した。

 プリゴジン氏は動画で、「(バフムートと周辺をつなぐ)残された道路は一つだ」と述べ、
ウクライナのゼレンスキー大統領にバフムートを放棄するよう求めた。
また、「バフムートでの(住民の)寿命は短い。彼らに脱出する機会を与えるべきだ」と述べ、
ゼレンスキー氏に脱出を要請する男性3人の姿を動画に映した。