※2023/03/06 07:20
読売新聞

 帝京大理工学部(宇都宮市豊郷台)情報電子工学科の学生チームが、蚊を自動で捕獲する機械を発明し、今年度の日本産業技術教育学会主催の「発明・工夫作品コンテスト」で、発明工夫部門の最高賞「学会長賞」に輝いた。作品名は「蚊なり取れます」。学生たちは「蚊による感染症を防ぐことにつながれば」と普及に期待している。(舘野夏季)

蚊を捕獲する機械を開発した蓮田教授(手前右)と学生たち(2月27日、宇都宮市の帝京大学で)
 同コンテストは学生らの創造性を育むことなどを目的に、2006年から毎年開催されている。対象は大学生や大学院生らで、今回は全国から約40件の応募があり、作品を紹介する書面や動画などを基に審査が行われた。

 帝京大のメンバーは、蓮田裕一教授(65)の研究室に所属する3年生4人で、和地柾東さん(21)、金田凱さん(21)、榎本祐樹さん(21)とマレーシア人留学生ジャスティン・リーさん(22)。

 作品は直径28センチ、高さ32センチの円柱形で、蓋の入り口部分には蚊を引き寄せる効果のある物質を噴射。集まった蚊は中のファンで吸引され、その上の粘着テープで捕獲される。使用時に刺されるのを防ぐため、タイマーを設定すると、自動的に蓋が開閉して作動するようになっている。

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https://www.yomiuri.co.jp/science/20230305-OYT1T50140/