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2020年1月に開催された第48回総合科学技術・イノベーション会議で、内閣府は「ムーンショット計画」なるものを立案しました。

それが走り始めていることは知っていましたが、この計画のなかには2050年までの地球規模での持続的な食料供給産業の創出を目指しており、微生物や昆虫の生物機能を活用したり、食料の無駄をなくす解決法を開発するという項目が含まれています。

これが具体的に動き始めた結果が直近の「コオロギの粉を食べる」という動きにつながっている可能性は高そうですが、それも明確なものにはなっていないのが現状です。

国会では所管外のことについては一切何も答えないことで有名な存在となっている河野デジタル大臣が、まさに所轄外の昆虫食の領域で1年ほど前に徳島発のベンチャー企業が開発した乾燥養殖コオロギのミックスナッツ和えをメディアの前で食べて見せて、それが今頃になって炎上の材料になっています。

とはいえ、国民にまったく知らせず暴走を繰り返す岸田政権が「昆虫食の普及に乗り出した」という事実は確認できていません。いったい全体、誰が煽動しはじめているのでしょうか。

日本国内ではなく、世界からの外圧がそうした流れを醸成している可能性も否定はできないところ。

そんな中でコオロギの粉を学校給食で提供したり食パンに練り込んだりエアラインの機内食に提供するというすさまじく前のめりの動きも出ており、実に拙速な日本的話題作りになっていることを強く感じさせられます。

当然、消費者の反応は複雑で、簡単には受け入れられる状態ではないことも見え始めています。

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