>>736
――開店に際して特に苦労したことはありますか。

THE SMOKIST COFFEEは喫煙をサービスの目的とする施設で、健康増進法の「喫煙目的施設」にあたります。このため行政との折衝が必要でした。

店内空気の基準値をクリアしたうえで、タバコの販売免許も必要です。さらに苦労したのが、食事の提供方法でした。

「喫煙目的施設」では、席で飲食をしながらタバコが吸えるのですが、食事の提供はランチタイムに限られ、店では「調理行為」はできません。

すべてを「調理」ではなく「作業」に落とし込まなければいけなかったので、商品開発には苦労しました。
例えばパスタは炒められません。サンドイッチも作れません。店でできることは温めと盛り付けだけ。
このあたりは行政に確認・相談をしながら商品開発を進めました。