千葉県は7日、同県野田市にある江崎グリコの子会社のアイス製造工場で、排水から基準値超えの窒素やリンを計50回検出したのに、基準値内に収まるようデータを書き換える不正があったと発表した。子会社は「アイスの実」の生産開始に伴い、浄化設備の目詰まりが起こりやすくなり処理前の水が流れ出て基準値を超えたとしている。

 県は同日、子会社の「グリコマニュファクチャリングジャパン」への立ち入り検査を始めた。県によると、排水は東京湾につながる江戸川支流に流れ出ていたが、周辺水質に異常はなかった。

 県庁で記者会見した同社によると、不正があったのは2019年5月~22年12月。

22時03分 共同通信
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