0001蚤の市 ★
2023/03/13(月) 06:32:27.43ID:8ZF0QtGa9訪日客・個人客にも照準
県が主催するホープツーリズムのモニターツアーが今月8~10日にあり、海外のメディアや旅行会社に勤務する8人が参加した。2泊3日で南相馬市などの浜通り地方を巡った。
東京都在住の記者橘高ルイーズさん=ニュージーランド出身=は、相馬市で海鮮料理「浜焼き」を味わった。「福島県産食品は放射性物質の検査や情報発信がしっかりされ、安全だと思う。福島には美しい景色や祭りなどの伝統文化があり、人の良さも魅力。足を運んで分かることもある」と語った。「地元の人が原発事故に立ち向かう姿を間近で見て、福島を応援したいと感じた」とも話した。
県によると、22年度にホープツーリズムで県内を訪れた観光客は1月末までの集計で前年度の1・6倍の1万5937人と過去最高となった。テレワークや自転車で自然を巡るサイクルツーリズムなどと組み合わせ、リピーターの獲得も図る。
震災遺構の浪江町立請戸小など3カ所に、スマートフォンで二次元コードを読み込むと音声や映像で説明してくれるシステムを試験導入。南相馬市博物館には案内板も設置した。いずれも英語と台湾などで使われる繁体字に対応しており、訪日客の増加を狙う。
県は23年度、富岡町にサポートセンターも設置し、ツアーの案内役や新たな観光資源の発掘などに取り組む。現在は教育旅行や企業研修など団体旅行が中心だが、個人客向けの旅行プラン作成も進めている。県の担当者は「ホープツーリズムは原発事故を『自分事』として捉えてもらうことが狙い。それぞれ何かを感じてもらえればいい」と話す。
河北新報 2023年3月12日 15:42 更新
https://kahoku.news/articles/20230311khn000062.html