ほぼ日弁連の主張を認めているようだね

・袴田事件 日弁連 https://www.nichibenren.or.jp/activity/criminal/deathpenalty/q12/enzaihakamada.html

● えん罪の疑いが強いこと

袴田氏の45通にのぼる自白調書は、捜査機関のその時点においての
捜査状況を反映した捜査機関の思い込みがそのまま作文にされているものです。
その自白調書の内容をみるだけで、袴田氏が事件について何らの知識を有さず、
無罪であることが如実に伝わってきます。
これについては、「自白の心理学」で有名な浜田教授が細かく分析し指摘しているところです。

味噌樽から発見された5点の衣類は、ズボンには血痕の付着していない場所であるのに
股引には付着していたり、股引には血痕がついていないのにブリーフには付着していたり
(同様のことがシャツと下着にも言えます。)など、犯行着衣と考えると非常に不自然な点が多数あります。
また、1年2か月以上も2トンもの味噌につかっていたと考えるには、シャツは依然白く、
血液は鮮血色であり、非常に不自然です。
これについては、弁護団の実験で、1年2か月も味噌につけられていれば、衣類は焦げ茶色に変色し、
血液は黒色に変色することが明らかになっています。
さらに、ズボンに至っては、袴田氏には小さすぎて、着衣実験では、腿の辺りまでしか上がってきませんでした。

さらに、犯行着衣とされた5点の衣類に付着した血痕に関し、DNA鑑定により、
袴田氏のものでも被害者のものでもないとされました。

袴田氏が通ったとされる裏木戸には鍵がかかっており、人が通れる隙間はありませんでした。
これについて、捜査機関は、鍵をはずした上で通り抜け実験を行って裁判所に報告していました。
すなわち、捜査機関は、袴田氏を有罪にするために虚偽の実験を行っていたのです。