「グレート・インフレーション」と称されるように、1970年代が2桁に及ぶインフレの時代となったのは、2度にわたる石油ショックの影響だけではない。バーンズ氏率いるFRBがニクソン政権などの政治的圧力を受けながら過剰な金融緩和を続け、インフレ高進に対して十分な引き締めを行わなかったことがより重大な原因であるというのが定説