さいたま市が三十年後の浦和の街の姿を展望して本年度まとめた「浦和駅周辺まちづくりビジョン」の
キックオフシンポジウムが十七日、浦和区の浦和コミュニティセンターであり、出席者が浦和のまちづくりについて意見交換した。
 冒頭で清水勇人市長がビジョンの概要を説明。県都の中心で文教都市として発展してきた特徴を踏まえ
画像で街の立体的なイメージを示しながら「世界に誇れるような都市デザインを検討する」と語った。
続いて浦和のまちづくりに携わる市民団体の代表四人が活動内容を紹介した。
 後半はビジョン策定に関わる有識者懇話会の会長を務めた建築家の隈研吾さんらが登場し
音を通じたまちづくりの可能性についてトークを展開。静かな都市環境を踏まえ、隈さんは「大企業も
大工場もないが、逆に言えばそれがいいところ」と強調し、「今の時代は(街にも)人間と密
にコミュニケーションできるものが求められている。世界の最先端を行く可能性があって面白い」と期待した。(藤原哲也)

東京新聞 2023年3月19日 07時36分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/238918?rct=metropolitan

関連ソース
日本工業経済新聞 
さいたま市の浦和周辺まちづくりに隈研吾氏
https://www.nikoukei.co.jp/news/detail/440587