飛騨市の空き家を東京の商社がデータセンターとして活用

https://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/20230330/3080010996.html
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岐阜県飛騨市にある築100年ほどの空き家を東京の商社がデータセンターとして活用する取り組みをこのほど始めました。

データセンターとして活用されているのは飛騨市にある築100年ほどの木造2階建ての空き家です。
東京・品川区にある研究・実験用機器などの商社の経営者の実家で、空き家活用などのため国の補助金も利用して改装しました。
データセンターにはデータの配信や保管、高速演算などに使われるサーバーが広さ6畳ほどの部屋に設置され、
床を1トンほどの重さに耐えられるよう補強しました。
また、室温を25度ほどに保つため、かつて囲炉裏があり吹き抜けの構造となっていた居間の天井近くに
暑さを逃がす換気扇を取りつけるなど、室内を効率的に冷やせるよう古い住宅のつくりを活用したということです。

データセンターを作った東京・品川区の商社松浦製作所の宛木宏之社長は「空き家を活用することで費用も安く抑えられるので、
利用する人にもメリットがあります。空き家の活用方法のひとつだと思います」と話していました。

飛騨市によりますと、市内に空き家は731戸と住宅全体のおよそ7%を占めているということです。
飛騨市の森田雄一郎企画部長は「市内で空き家は増え続けているので、活用が広がり
地域の発展につながればうれしいです」と話していました。

03/30 19:14