独身で生涯を終える男性が4分の1を超え、将来は3割に

国勢調査によれば、男性の生涯未婚率は1985年3.9%から2020年25.7%へ6.5倍、女性は4.3%から14.9%へ3.5倍になったことがわかった。統計データ分析家の本川裕さんは「ここ5年で、“結婚・同棲相手、恋人は必ずしも必要ない”という若者の割合が約2倍に増えた。

男性については、戦前から1980年までは3%未満の低い水準で推移していたが、バブル時代にさしかかる1985年に3.9%と3%を越えてからは、急テンポで上昇傾向をたどり、2020年には25.7%と4分の1を超えている。

政府の社会保障・人口問題研究所による将来推計(2015年国勢調査データに基づく推計)では2040年にはさらに29.5%とほぼ3割の水準に達すると予測されている。

男性の3割、女性の2割が今後、一生独身ですごすということになると、これまでの日本社会で当然とされてきたいわゆる「皆婚習慣」がはっきり崩れると予測されているといってもよい。
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