朝日新聞社は5日、朝夕刊セットの月決め購読料(税込み)を5月1日から500円値上げして4900円にすると発表した。愛知、岐阜、三重の東海3県では同日から夕刊を休止する。読みやすくするため、本文で使う文字も12年ぶりに拡大する。
(別記事:毎日新聞、東海3県の夕刊休刊 4月から、朝刊を拡充)

 値上げは2021年7月以来。新聞用紙など原材料の高騰が原因で、朝刊のみの統合版も500円値上げして4000円とする。1部売りは朝刊が160円から180円に、夕刊が60円から70円になる。同社は「報道の質を維持し、新聞を安定発行するため、ご負担をお願いせざるを得なくなった」としている。
 東海3県では朝刊のみの購読希望が増えており、夕刊のコラムなどを掲載した新たな構成の朝刊を発行するという。3県での夕刊の販売部数は4月現在で約3万9000部。

時事通信 2023年04月05日12時00分
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