【画像】65歳男が赤い“スプレー”で「殺す」と書きまくる犯行の一部始終

人気のない深夜の街を歩く男。

そのまま通り過ぎるかと思いきや、閉められたシャッターに突然歩み寄り、スプレーのようなもので文字を書き始めた。

赤いスプレーのようなもので書かれたのは、「殺す」の2文字だった。

防犯カメラに残された犯行の一部始終
現場となったのは、兵庫・丹波篠山市の街。
悪質な落書き行為の一部始終が、防犯カメラに記録されていた。

4月9日の日曜日、午後11時ごろ。路上に歩いて現れた男は、道に面したブロック塀の前で立ち止まると、手前の石垣に左足を乗せ、右手で何かを書き始めた。

書き終えると、右に移動。再び足を乗せ、文字を書き始める。

書き終えた男は、小走りで来た道を引き返し、画面から消えた。

それから約7分後、同じ場所に再び現れ、先ほどのブロック塀の前を通り過ぎ、道路脇の敷地内へ。

しかし、すぐに道に戻り、向かい側にある工場のシャッターの前まで来ると、スプレーを取り出し、再び落書きを始めた。

その後、男は車で現場を立ち去るが、そのヘッドライトに照らされたシャッターには、やはり赤い文字で「殺す」の文字が残されていた。

この防犯カメラに映る姿が決め手となり、現場近くに住む65歳の男が器物損壊の疑いで逮捕された。

被害にあった自動車販売店の社長は、逮捕の知らせを受け「もうホッとした、もうやれやれ。腹立つけどしょうがないもんな」と安堵の言葉を口にした。

近くのそば店にも「殺す」の文字…店主「頭真っ白に」
防犯カメラがとらえた「殺す」の落書き。被害はこれだけではなかった。

近くのそば店では、玄関や外壁など至る所に「殺す」と書かれている。

そば店の店主らは、休みを返上して落書きを消す作業に当たったものの、完全には落とし切れず、「殺す」の文字がうっすらと残った状態だ。

被害にあったそば店の店主:
真っ先に思ったのが、何か恨みを買ったのかなと思ったんですけど。書かれている文言が文言なので、ちょっと頭真っ白になりましたね

警察の調べに、男はこう供述し、容疑を否認している。

「そんなもん知らん」「わしは現場にいなかった。何もやっていない」

静かな住宅街で起きた悪質な落書き事件。警察は、犯行に至った動機などについて、調べを進めている。

(「イット!」4月17日放送)

イット!
FNN2023年4月18日 火曜 午前7:10
https://www.fnn.jp/articles/-/515369