北海道旭川市の飲食店で、トラブルになった男性客の顔を踏みつけるなどし、けがをさせたとして、山口組系「旭導会」組員の男が逮捕されたことを受け、警察は18日午前、事務所の家宅捜索に入りました。

 指定暴力団、六代目山口組二代目「旭導会」の組員、東駿佑容疑者29歳は10日、旭川市の飲食店で、居合わせた30代の男性客とトラブルになると、顔を踏みつけるなどし、挫傷などを負わせた疑いが持たれています。
 
 警察によりますと、事件後、タクシーで帰宅しようとした被害男性の様子をみて、運転手が「顔にけがをしている客が乗車してきた」と通報。

 被害男性が「飲食店で知らない男に転ばされ、顔を蹴られたり、踏みつけられたりした」などと説明したため、警察は傷害事件として捜査をすすめ、13日、東容疑者を逮捕しました。

 取り調べに対して東容疑者は「暴行し、けがをさせたことは認める」などと話し、容疑を認めているということです。

 東容疑者の逮捕を受けて、18日午前、20人の捜査員が旭川市3条通5丁目の「旭導会」の事務所に家宅捜索に入りました。

 最近の活動の把握などが目的とみられています。
 
 「旭導会」をめぐっては、2022年4月29日、組員であることを隠し、車検代行サービスを利用したとして、渡辺真一容疑者48歳も12日、詐欺の疑いで逮捕されています。

北海道放送(株)
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