0001蚤の市 ★
2023/04/19(水) 09:01:39.95ID:v/72Yu0F9池田町議選(定数8)は18日告示され、8人が届け出た。定数を超えなかったため、全員の無投票当選が決まった。
新顔で当選した清水龍司さん(37)は県外移住者の一人だ。「みなさんの意見をしっかり聞いて、町に届けていきたい」。うっすらと涙を浮かべ、支持者に感謝を述べた。2015年、和歌山県新宮市から町に移住した。前回選挙で落選し、2度目の挑戦だった。
町の人口は2320人(2月現在)、高齢化率は昨年9月末で45%を超える。典型的な過疎地で、雪国の県内でも有数の豪雪地帯だ。
人口減が課題で、町は空き家の紹介や公営住宅の整備、就労支援などを進めてきた。IターンやUターンなどの移住者を積極的に受け入れるためで、年約20人が移住しているという。
移住者が増えるにつれ、元々の町民の間に戸惑いが広がった。地区の掃除や草刈りに参加しない人が出てきたという。後悔や誤解からのトラブルを防ぎたい――。区長会が町に相談し、移住者向けに「池田暮らしの七か条」を作った。今年1月の町の広報誌にも掲載された。
「七か条」は、地区の祭りや掃除などへの参加を求めるなど、濃い人間関係を楽しむ気持ちが大切と説く。条文には「都会風を吹かさないよう心掛けて」「多くの人々の注目と品定めがなされている」との文言もあり、テレビ番組やネット上では「上から目線」などと指摘された。
条文などの文言案を考えたのは町。担当者は「移住者と地元住民のミスマッチを防ぐことが目的。(移住者を)排除するつもりは一切ありませんでしたが……」と弁明する。
清水さんは「七か条」について「今日の選挙も地域の人にたくさん応援してもらった。温かい人ばかりで、自分の実感とかけ離れている」と言う。「新しい移住者と地元住民がより良い関係を築けるようにサポートしていきたい」と語った。(田中祐也)
朝日新聞 2023年4月19日 6時30分
https://www.asahi.com/articles/ASR4L622GR4KOXIE02R.html?iref=comtop_7_04