マイナンバーカードを使ってコンビニエンスストアで自治体の公的証明書を受け取るサービスを巡り、東京都足立区は1日、別人の住民票の写しと印鑑登録証明書が誤って交付されるトラブルが2件4人分起きていたと発表した。区が運用管理を委託する富士通Japan(港区)でのシステムの不具合が原因としている。

 同日会見した同社幹部らの説明によると、足立区内のコンビニで3月22日に住民票の写し1件3人分、4月18日に印鑑登録証明書1件1人分、別人のものが交付された。区は、証明書を回収するなどし、実害は確認されていないという。

 同社が手がけるサービスを利用していた横浜市で3月、コンビニで別人の住民票の写しが誤って交付されるトラブルがあり、同社が他の自治体について調べていた。

2023年5月1日 20時33分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/247432