2022年度の日本の経常収支は、資源価格の高騰や円安などの影響で黒字額が前の年度より54.2%減のおよそ9兆円にとどまり過去2番目の下げ幅となりました。

 財務省が発表した2022年度の国際収支速報によりますと、海外との総合的な取引を示す経常収支は、9兆2256億円の黒字でした。

 前の年度よりも54.2%、10兆9000億円余り減少し、リーマン・ショックの影響で輸出が極端に減少した2008年度以来の下げ幅です。

 原油や石炭などの高騰に加え円安による輸入価格の上昇で、貿易赤字が18兆円と過去最大に膨らんだことが要因です。

 一方、海外からの利子や配当による黒字額は35兆円を超え、こちらも過去最大となっています。

YAHOO(テレ朝) 5/11(木) 10:20
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