国内最大級の農業用ドローンが10日、大分市で公開されました。農薬を入れるタンクの大きさは通常の7倍で散布の効率化が期待されます。

(吉田健一記者)「身長180センチの私の腕の幅より大きいドローンがきょう公開されました」

公開されたのは大分市のドローンメーカー「ciRobotics(シーアイロボティクス)」が開発した全長およそ4メートルの大型農業用ドローン「Rー70」です。通常のドローンはタンクの容量が小さいため、国に登録された高濃度の農薬が使用されていますが、種類が限られています。一方、「R―70」はタンクの容量が通常の7倍あるため、ドローン用に登録されていない地上で使用する農薬も、水で薄めて使えます。

また、メーカーによりますとプロペラが吹き下ろす風がこれまでのものより4倍強いため、葉の裏にも農薬が届いてドローンの利用が進んでいない果物類への散布に活用できるということです。

(ciRobotics技術営業部・北出大成さん)「いま高齢化という農業の課題がありますが、そこがもっと労力削減、農家さんが今まで手でやっている作業がかなり簡素化されるかなと思ってます」

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OBS 2023年5月10日(水) 18:59
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