東京都練馬区は、都営大江戸線の延伸を見据えたまちづくりを進めている。新設を予定している大泉学園町駅(仮称)の周辺地区では、2025年度をめどに再開発準備組合の設立を目指している。延伸区間の導入空間となる都市計画道路補助230号線の沿道では4地区で地区計画を策定した。 大泉学園町駅の予定地は、補助230号線と補助135号線の交差部となる。現在は閑静な住宅街だが、延伸計画を契機に18年4月から地権者らが勉強会を開き、駅前広場の整備や商業・サービス施設の立地誘導による新たな拠点づくりを検討している。区は8日、再開発の事業計画の検討や準備組合の設立を目指し、「(仮称)大泉学園町駅予定地周辺まちづくり推進業務支援委託」の公募型プロポーザルを公告した。
 新駅周辺を含む「大泉学園町地区」は、 22年1月に地区計画を決定した。対象範囲は大泉学園町4~8丁目の一部約31.4ha。 駅前広場を確保し、 店舗やサービス施設を誘致して商店街を形成する方針などを定めた。
 6月には大泉二丁目地区地区計画の都市計画決定を予定している。対象区域は約19.4ha。高度地区の変更や容積率の緩和によって商業・業務施設の利用を促す。
 大江戸線は、光が丘駅から大泉町・大泉学園町地域に向けて北西に進み、 大泉学園通りまで延伸する。 土支田駅、大泉町駅、大泉学園町駅(いずれも仮称)の3駅の新設を予定している。 東京都は、23年度内に同計画に関する庁内検討組織を立ち上げる。

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建設通信新聞  2023-05-11
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