長野県上田市のイトーヨーカドーアリオ上田店で、今月11日に販売されたサラダにカエルとみられる異物が混入していたことが分かった。製造元のデイリーはやしや(松本市和田)が16日、自社のウェブサイトで発表し、松本市保健所は同日、食品衛生法に基づき、商品を製造した工場に立ち入り検査を行った。
 同社などによると、商品は10日未明に製造された「緑黄色野菜がとれるパリパリ麺のサラダ」。この商品を食べた購入客が11日に、アリオ上田店に連絡。その後、デイリーはやしやの担当者らが購入客に直接謝罪し、回収した商品の異物の調査を専門機関に依頼したという。同社は、この商品をアリオ上田店に8食納入。異物混入を受けて回収できたのは3食のみだが、このほかのトラブルは確認されていないという。
 16日午後には松本市保健所の職員2人が同社の松本第2工場に立ち入り検査に入り、製造工程などを確認した。イトーヨーカドーを展開するセブン&アイ・ホールディングス(東京)の広報担当者は「事案は把握している。納品会社と協力し、早急に原因確認を進める」と話す。デイリーはやしやの担当者は「今回の事案を重く受け止め、再発防止に取り組む」とし、製造に関わる従業員の増員や、自動で異物を検知する機械の導入を検討するという。

読売新聞

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