5/30(火) 13:06配信 SBC信越放送
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc1cc15bb65b087d758c66d2c013d9e8cdbe4a77
中野市で男女4人が殺害された事件で、容疑者の男は、母親に出頭を促された際に「死刑は嫌だ」などと話し、自殺を図ろうとしていたことが分かりました。

殺人の疑いで逮捕・送検された中野市の農業・青木政憲(まさのり)容疑者31歳は、5月25日、散歩をしていた近所の女性2人をナイフで襲い、その後、警察官2人に猟銃を発砲するなどして、自宅に立てこもりました。

警察によりますと、この時、自宅には容疑者の母親と伯母がいましたが、拘束などはされていませんでした。

母親が出頭をするよう説得したものの、青木容疑者は「死刑は嫌だ」などと話していたということです。

また、午後7時台と8時台には2度の発砲があり、およそ400メートル離れた場所でも銃声とみられる音が聞こえました。

この発砲について母親は、本人が自殺しようとして発砲したものだと警察に話していたことがわかりました。

母親はその後「自殺を手伝う」などと持ちかけて、青木容疑者から猟銃を受け取り、敷地内に銃を隠して逃げたということです。

警察は青木容疑者の自宅から猟銃4丁と複数の刃物を押収していて、捜査関係者によりますと母親が隠した猟銃が犯行に使われたものとみて、特定を進めています。