※2023年5月30日 16時19分
東京新聞

 大阪出入国在留管理局(大阪市住之江区)に常勤する女性医師が酒に酔った状態で診察したとして勤務を外されていたことが、出入国在留管理庁などへの取材で分かった。医師は不適切な薬を処方するなど問題行動もあったという。名古屋市の入管施設で2021年、収容中の女性が死亡したことを受けた改善策で配置された医師だったといい、医療体制のずさんさが改めて浮き彫りになった。
 入管庁などによると、医師は昨年7月、、施設内の医療を強化するため、常勤医師として新規採用。ところが今年1月、まぶたが腫れて足取りがおぼつかないなど酩酊めいてい状態で出勤し、診察開始後も言動に不審な点があり、呼気検査でアルコールが検出された。その後の診療は取りやめたという。
 大阪入管に収容中の外国人を支援する弁護士らによると、居眠りや施設内での酒の空き缶の所持、患者への暴言などの問題行動のほか、症状に合わない薬を処方することもあったという。このため収容者から「医師を代えてほしい」との声が出ていた。

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